アンダルシアが注ぐ

アンダルシアが注ぐ

食卓を彩るシェリー物語

食卓を彩るシェリー物語

Aug 1, 2025

ゲスト

牧野 恵

シェリー酒をめぐる旅もいよいよ第3弾へ。今回はその味わいを形づくる“地域の物語”と“食文化の知恵”に迫ります。アンダルシアの風土が生んだ多彩な個性、そして現代の食卓で輝くペアリングの妙まで。歴史だけでなく、今を生きるシェリーの姿が見えてきます。最後まで見逃せない、新しい発見の連続です!

 

1. アンダルシアの大地が育む多様性

1. アンダルシアの大地が育む多様性

シェリー酒はスペイン南部アンダルシア地方の独特な気候・土壌・海風の絶妙な組み合わせから誕生します。白亜のアルバリサ土壌がブドウに繊細なミネラル感を与え、日中の強い日差しと夜の涼しさ、湿度と乾燥の絶妙なリズムが熟成に奥深い香りと味わいをもたらします。まさに“土地そのものが醸す味”の象徴といえるでしょう。

2. 食文化との出会いが生む新しい魅力

2. 食文化との出会いが生む新しい魅力

現地ではシェリーは特別な日だけでなく、日常の食卓でも欠かせない存在です。フィノは魚介や揚げ物、アモンティリャードは生ハムや熟成チーズ、オロロソは煮込み料理やジビエと見事に調和。そのマリアージュは料理を引き立てるだけでなく、ワイン自体の新しい表情を引き出し、食事を“物語”に変えてくれます。

3. 現代に息づく“生きた伝統”

3. 現代に息づく“生きた伝統”

ソレラ・システムや自然酵母発酵といった伝統製法は今も受け継がれていますが、近年は温度やグラス形状を工夫した提供法、チョコレートやスパイスを使ったデザートとの意外な組み合わせなど、新しい楽しみ方も広がっています。変わらぬ核心を守りながら進化し続けるその姿は、文化が生き残るためのヒントを私たちに示してくれます。最後まで味わい尽くしてください!

内容紹介

内容紹介

  1. 「Pedro Ximénez en Rama」

    料理にも使える...もっとも甘いシェリーの無限の可能性


  2. 「Anada Amontillado 1975」

    50年熟成させているのにフレッシュさが残る希少なアニャーダ


  3. 「XC Palo Cortado」

    大西洋・アフリカを巡ってきた2樽限定の激レアなシェリーの味とは?

編集後記

編集後記

第3弾では、これまでの歴史や製法から一歩進み、シェリー酒が“今”どう楽しまれているかを掘り下げました。土地・食・人が織りなす物語は、グラスを傾けた瞬間にすっと心に入ってきます。あなたの食卓でも、この奥深い一杯を試してみたくなるはずです。

藤井厳喜の2ndチャンネル』で一部、様子がご覧いただけます。

▼【樽の中の劇場】“シェリー”というお酒を知っていますか?

https://t.co/ZPcklQws7P

 

プロフィール

プロフィール

牧野 恵

牧野 恵

しぇりークラブ 銀座店 統括マネージャー

しぇりークラブ 銀座店 統括マネージャー

▼しぇりークラブ

https://sherryclub.jp/

銀座店 TEL:03-3572-2527 東京都中央区銀座6-3-17悠玄ビル2階・3階

京都店 TEL:075-525-2201 京都市東山区下河原町489-2