元米軍大尉が暴く

元米軍大尉が暴く

日本の「平和」という名の無防備

日本の「平和」という名の無防備

その他

藤井 厳喜

日本再興戦略「日米同盟の未来編」「アメリカに見捨てられたらどうしよう」という不安を抱えたまま思考停止している日本人に、元米軍大尉・飯柴智亮氏が現実を突きつける。憲法9条を改正すれば日本は守られるのか。自衛隊は本当に「軍隊」なのか。戦場を知るただひとりの日本人が語る米軍の内側、そして日本の防衛の致命的な穴とは何か。チベットが辿った悲惨な末路は、対岸の火事ではない。「平和を願えば平和になる」という思い込みがいかに危険かを、藤井厳喜と飯柴氏の対談が静かに、しかし鋭く問い直す。最後まで読めば、日本の「当たり前」が根本から揺らぐはずです!

1. 元日本人の米軍大尉に聞く、日本存続の鍵

1. 元日本人の米軍大尉に聞く、日本存続の鍵

日本はアメリカと「同盟関係」を結んでいる。そう思っている人は、実は大きな勘違いをしている。同盟とは「共に戦う」ことを意味するが、日本側にその法的準備も心構えも整っていないと藤井は断言する。飯柴氏はオーストラリアで英語を学び、アメリカ市民権を取得してまで米軍に入隊し、アフガニスタンで実戦を経験した稀有な存在だ。その飯柴氏が語る「本物の軍隊」の条件は、憲法改正どころか、軍法会議・憲兵制度・セキュリティクリアランスといった地道な法整備なしには始まらない。「アメリカに守ってもらう」という受け身の姿勢を続けることが、実は日本を最も危うくしているという逆説。

2. 特殊部隊から一般部隊まで。全米兵が絶対に欠かさない世界最強軍隊のルーティーン 

2. 特殊部隊から一般部隊まで。全米兵が絶対に欠かさない世界最強軍隊のルーティーン 

ヘグセス国防長官のもと、いま米軍が劇的に生まれ変わりつつある。将軍から二等兵まで年2回の体力テストを義務付け、「デブの兵隊は見るに堪えない」と公言するその姿勢は、古代スパルタの戦士文化の復活とも言える。DEI(多様性・公平性・包括性)による昇進クオータ制を全廃し、基準はただひとつ「能力のみ」に戻した。訓練で限界まで追い詰めることは「悪いこと」ではなく、戦場で生き残るための最低条件だという当たり前の論理が、リベラルの波に飲み込まれていた米軍にようやく戻ってきた。強い軍隊とは何か。その答えが、ここにある。

3. 自衛隊が戦場でどの国の兵士より狙われやすいワケ

3. 自衛隊が戦場でどの国の兵士より狙われやすいワケ

自衛隊は軍隊のようで、軍隊ではない。戦後80年、一度も実戦を経験せず、法的にも「軍」と認められていないこの組織が、いざ戦場に出たとき何が起きるのか。軍法会議も憲兵制度も持たない自衛隊は、戦闘中に規律違反が起きても裁く仕組みがない。さらに、極左勢力から「人を殺したら殺人罪で訴える」と脅される環境では、兵士は命がけで戦えない。チベットは平和主義を貫いたまま中国共産党に滅ぼされた。その教訓を、日本はまだ本当の意味で受け取れていない。戦争を知らない国が抱える、構造的な脆さがここに凝縮されている。

4. 憲法9条を改正しても何も変わらない?

4. 憲法9条を改正しても何も変わらない?

憲法9条の改正を求める声も、守ろうとする声も、実は同じ穴にはまっている。改正すれば日本は守られると思っている人も、改正すれば戦争になると恐れている人も、どちらも「憲法さえ変われば何かが変わる」という幻想の上に立っている。現実は違う。交戦規定(ルール・オブ・エンゲージメント)の整備、セキュリティクリアランス制度、スパイ防止法、軍の自律的な司法システム。これらが伴わない限り、9条を改正しても「戦える軍隊」は生まれない。平和は願うものではなく、力で守るものだ。「Peace through strength(力を通じた平和)」という言葉の重みを、いま日本人は正面から受け止める必要がある。

内容紹介

内容紹介

  1. 「アメリカに見捨てられる日」
    元日本人の米軍大尉に聞く、日本存続の鍵


  2. 「世界最強軍隊のルーティーン」                        

    特殊部隊から一般部隊まで、全米兵が絶対に欠かさないあることとは


  3. 「日本人から殺せ」
    自衛隊が戦場でどの国の兵士より狙われやすいワケ


  4. 「憲法9条を改正しても何も変わらない?」
    賛成派・反対派、両者に共通する大きな間違いとは


  5. 「0円でできる軍事強化」
    米軍 大尉"飯柴智亮"に学ぶ、日本再興戦略

編集後記

編集後記

今回の対談を振り返って、最も胸に刺さったのは「チベットは憲法9条を実践したような国だった」という藤井先生の言葉でした。平和主義を貫いたまま滅ぼされた国の現実は、遠い話ではなく日本が今すぐ向き合うべき鏡だ。飯柴さんが語る米軍の内側の話は、教科書にも報道にも出てこないリアルな情報ばかりで、「知っているつもり」がいかに表面的だったかを思い知らされました。国民が軍を尊重し、軍が国民のために命をかける。その当たり前の関係が日本にはまだ根付いていないという指摘は、安全保障の議論以前に、日本人としての覚悟を問うものだと感じました。

 

プロフィール

プロフィール

藤井 厳喜

藤井 厳喜

国際政治学者

国際政治学者

国際政治学者。ハーバード大学大学院博士課程修了。日本のマスメディアでは決して報道されない、欧米政府が扱うレベルの政治・経済の動向、そして市民レベルの情報も踏まえて、文化、思想、宗教など多方面から分析し未来を的確に見抜くその予測能力は、内外の専門家から高く評価されている。