その他
Oct 1, 2024
ゲスト
出井 康博

「今の仕事に疲れているかも…」そんな気持ちを抱えるあなたに届けたい、出井康博さんとの語り。海外ジャーナリストとして活躍し続ける彼が大切にするのは、情報や時間から“意識的に離れる”こと。静かに過ごす時間が、思考や感性を研ぎ澄ますという実感。社会や人に向き合う仕事だからこそ、自分自身を見つめ直す“余白”が必要なのかもしれません。最後まで読むと、あなたの働き方にもきっとヒントが見つかるはずです!
多忙な日々の中で、いつしか情報や人間関係に“反応する”ことばかりになっていた出井さん。そんな彼が意識的に始めたのが「情報を遮断すること」テレビやSNSを見ない、意見を無理に受け取らない。すると、驚くほど思考が整理され、内側からエネルギーが湧いてきたといいます。外部からの刺激を一度遮断することで、本来の感性が戻り、自分に必要なことが見えてくる。現代人にこそ必要な“再起動”の習慣です。

「人のために」が行き過ぎると、相手との境界線が曖昧になってしまう。かつて出井さんも、自分をすり減らしてまで“助けること”に必死になっていたそうです。けれど、あるとき「寄り添いすぎずに、そっと見守る」姿勢が相手にとっても良い結果を生むことを体感。大切なのは、相手を信じること。そして、自分の余白を守ること。人との距離感を見直すことは、仕事の質を高めるヒントになるのかもしれません。
日々のリフレッシュとして出井さんが大切にしているのが「目的のない時間」近所の公園をぶらりと歩く、空を見上げる。そうした“ただ過ごすだけ”の時間が、意外にも深い内省やアイデアを生み出すことがあると語ります。忙しい日常の中で立ち止まることは、時に勇気がいりますが、それこそが自分の感覚を取り戻すスイッチに。リフレッシュとはご褒美ではなく、自分を保つための習慣なのだと気づかされます。

情報断ち」が感性を取り戻す近道だった
SNSもニュースもあえて遮断。“つながらない時間”が脳を整える。
寄り添いすぎず、見守るという関係性
距離を置くことで見える人の本音。人と関わる仕事にこそ必要な「余白」
“自分だけのゆるみ方”を見つける働き方改革
公園でぼーっとする時間が、人生を立て直す力になるかもしれない。
「自分にとっての“休む”って何だろう?」とふと考えさせられました。忙しい日々の中で、手を止めて深呼吸することをつい忘れがち。でも、出井さんの言葉には、“動き続けるだけが前進じゃない”という気づきがあります。読んだあと、少しスマホから目を離して空を見上げたくなる。そんな心の余白をもらえるインタビューでした。
移民・外国人労働者問題を専門とするジャーナリスト。元『日経ウイークリー』記者としての取材経験や、米国シンクタンクでの研究実績を活かし、国内外の労働・介護・教育現場に鋭く切り込むルポを多数執筆。著書『ルポ ニッポン絶望工場』をはじめ、制度の歪みや現場の実態を明らかにし、社会の深層に迫る言論活動を展開している。
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