藤井 厳喜


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日本人のための世界が広がる情報リテラシー大全「宗教学・民俗学」編より。なぜ日本人は宗教と民族の問題に弱いのか。島国として独自の文明を育んできた日本人にとって、一神教の世界観や宗教戦争はどこか遠い話に感じてしまう。しかしヨーロッパはすでに、その「遠い話」によって内側から崩壊しつつある。ロンドンの市長はイスラム教徒となり、パリの教会は焼き打ちにあい、ドイツでは国民の5人に1人が外国生まれだ。日本も他人事ではない。宗教と民族を「教養」として学ぶことが、今や国家の命運を左右する「武器」になる時代が来ている。最後まで読めば、世界の見え方が根本から変わるはずです。
16,500年前、世界最古の土器を作ったのは日本列島の縄文人だ。それ以来、海に守られながら独自の文明を育んできた日本には、異民族との激突も宗教戦争もほとんどなかった。神道・仏教・儒教が自然に溶け合い、対立することなく共存してきたこの国では、「宗教が人を殺す」という感覚がそもそも育ちにくい。しかし世界の大部分では、宗教の違いは即ち命のやり取りを意味してきた。この「想像力のギャップ」こそが、今の日本が宗教・民族問題に対して無防備でいる根本的な理由だ。知らないことは罪ではないが、知らないまま動かされることは危険...藤井はそう静かに警告する。

ユダヤ教を源流として、キリスト教が生まれ、さらにイスラム教が生まれた。この三つの宗教は「唯一絶対の神」という原理を共有している。唯一の神を信じるということは、それ以外は「邪教」になるということだ。そこから宗教戦争が生まれ、十字軍が生まれ、植民地主義が生まれた。西ヨーロッパはその血みどろの歴史の末に「政教分離」という知恵を手に入れた。しかしイスラム教は今もなお政教一致であり、法律も裁判も宗教の教えに基づく。この構造の違いを知らずして、移民問題も国際政治も理解できない。宗教学は過去の話ではなく、今日のニュースを読む上で欠かせない実践的な教養だ。見逃してはいけない視点がここにある!
ドイツでは国民の約5人に1人が外国生まれ。ロンドンの市長はイスラム教徒。パリの裏通りでは車を止めて礼拝が行われ、フランスではキリスト教の教会が焼き打ちにあう。これが今のヨーロッパの現実だ。政教一致のイスラム教徒にとって、郷に入っても郷には従わない。自分たちの戒律を現地社会に押し付けることが「使命」だからだ。そして日本でも岐阜県の公立幼稚園でイスラム教の礼拝を教えるという事態が起きている。藤井は「宗教問題に弱い日本人の善意につけ込んで、日本を内側から壊そうとしている人たちがいる」と説く。これは陰謀論ではなく、ヨーロッパがすでに経験した現実だ。


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島国・日本はなぜ宗教に弱いのか
世界最古の土器を生んだ民族が、一神教の前に無防備になる理由唯一の神が世界を分断する
ユダヤ教・キリスト教・イスラム教、三つの宗教を貫く原理とその危うさヨーロッパはもうヨーロッパではない
大量移民が引き起こした文明の崩壊と、日本への静かな警告
正直、「宗教学って難しそう」と身構えていました。ただ、ユダヤ教・キリスト教・イスラム教の関係が、まるでパズルのピースが嵌まるように腑に落ちていく感覚がありました。特に「日本人は宗教に弱い」という指摘は、批判というより、むしろ日本の穏やかな歴史への深い愛情から来ているように聞こえた。岐阜県の幼稚園でイスラム教の礼拝を教えているという話には、正直ゾッとした。善意のふりをした文化破壊が、すでに足元まで来ているのだと。難しい話を難しいまま終わらせないのが藤井先生の真骨頂で、「これは今日のニュースを読むための武器だ」という実感が湧きました。

正直、「宗教学って難しそう」と身構えていました。ただ、ユダヤ教・キリスト教・イスラム教の関係が、まるでパズルのピースが嵌まるように腑に落ちていく感覚がありました。特に「日本人は宗教に弱い」という指摘は、批判というより、むしろ日本の穏やかな歴史への深い愛情から来ているように聞こえた。岐阜県の幼稚園でイスラム教の礼拝を教えているという話には、正直ゾッとした。善意のふりをした文化破壊が、すでに足元まで来ているのだと。難しい話を難しいまま終わらせないのが藤井先生の真骨頂で、「これは今日のニュースを読むための武器だ」という実感が湧きました。
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